新しく変わった「完全一致」について
カテゴリ:マーケティング
Googleが2017年3月にAdWords(リスティング)のキーワードのマッチタイプの「完全一致」の広告配信対象の拡大告知を数ヶ月かけて変更していく旨を発表して現在では、AdWordsだけでなくヤフーのスポンサードサーチも同様に広告配信対象の拡大の拡大が行われています。
マッチタイプの「完全一致」は使い方次第で大きくパフォーマンスが変わります。
完全一致とは・・・
AdWordsの説明は下記です。
指定したキーワードやその類似パターンに当たる語句が検索された場合に広告が表示されます。
類似パターンには、次のような検索語句が含まれます。
- 誤字脱字
- 単数形や複数形
- 語形の変化(例: 英語の「floor」と「flooring」)
- 略語
- アクセント付き記号の有無
- 意味が同じで語順が異なる語句(例: [靴 男性用] と [男性用 靴])
- 機能語の有無。機能語とは助詞(例: 「から」、「の」)や接続詞(例: 「ための」、「しかし」)など、検索の意図に影響しない単語です。たとえば、[男性用の靴] というキーワードは、「の」という機能語がない [男性用靴] の類似パターンに該当します。
例えば「母の日 プレゼント」を完全一致のキーワードとした場合、表示される広告の例は下記、図のようになります。
完全一致というと言葉の順序や表記(ひらがな・漢字)も合致しないといけないと思いがちですが違います。
AdWords、スポンサードサーチ側のシステムで自動判別されます。
スポンサードサーチの一覧には下記のような言葉の揺れは広告配信の対象となる場合があると書かれています。
検索クエリー | 登録キーワード | |
---|---|---|
変換ミス | ほn | ほん、本 |
省略形 | バスケ | バスケットボール |
ワンピ | ワンピース | |
表記違い | ヴァレンタイン | バレンタイン |
せんたっき | 洗濯機 | |
漢字・ひらがな・カタカナ表記 | ネコ | 猫 |
タケノコ | たけのこ、筍、竹の子 | |
送り仮名の違い | 引越 | 引っ越し |
結婚祝い | 結婚祝 | |
語順の違い(完全一致の場合) | そば 信州 | 信州 そば |
検索の意図に影響しない機能語 (助詞、接続詞など)(完全一致の場合) |
冬の花火 | 冬 花火 |
この言葉の揺れは検索のボリューム数や関連性などによりその都度、変わってきます。
完全一致の場合も「言葉の揺れ」などでシステム側が判断して表示するとういう事は、不要なキーワードで広告配信対象になる可能性があるということです。
念のために検索クエリの確認を定期的に行い不要なクエリは除外して広告費ロスを抑えましょう。