WEB制作、マーケティングに関する情報をお届けします。ホームページ制作会社、テラのブログ

ISO感度について。〜設定方法と比較写真〜 カメラ講座

ライブハウス、暗いカフェ等の室内での撮影や夜景の撮影等では少ない光量でも写真を明るく手ぶれも最小限にして撮影する必要があります。
そんな時に便利なのがISO感度で、理解を深めておくと撮影がスムーズになります。

1.ISO感度とは・・・

呼び方はイソ・アイソ・アイエスオーと人によって違います。イソと言う人が多いと思います。
光を感度を増幅させることが出来ます。
値が高ければ高いほど、光を増幅させて明るい写真が撮れるようになります。
また、光を増幅させることが可能なので速いシャッタースピードで少ない光量でも撮影出来るため、手ぶれを防ぐことも出来ます。

2.デメリット

ISO感度は値が高ければ高いほど、写真にざらつきやノイズが出てきます。
ただ、画面上(WEB上)ではあまりわからないです。
ポスター等の印刷の際はかなり目立ちます。
iphoneで暗所で写真を撮ったときにざらつきがあるのは、この機能が原因だと思います。

3.比較写真

下記で室内の明かりだけで撮影した比較の写真を撮影しました。
LEDの電球なので若干色味の違いがあります。
1/100・1/1000・1/4000・1/6400の場合で撮影しました。

1/100secの場合

1/1000secの場合

1/4000secの場合

1/6400secの場合

恐らく違いはわからないと思います。
次に、黒系の背景の場合を見てください。

1/1000secの場合

1/4000secの場合

1/6400secの場合

黒だとざらつきが強く見えやすいので少し違いがわかるといいのですが、画面上だとわかりにくいですね。
下記ズームアップしてみます。

1/100の拡大

1/6400の拡大

おそらくISO6400の写真は画用紙のようなざらっとした感じがあると思います。
このざらつきは高精細な印刷物等のメディアになるとはっきりと違いが出てきます。

4.シチュエーションごとの設定

光の強さにもよるのでハッキリしたことは言えませんが、個人的にはだいたい下記の設定だと思います。

  • 晴天時の屋外・・・100〜
  • ある程度明るい室内・・・400〜
  • 暗い照明のカフェ・バー等・・・800〜1600

上限が1600程度になるように設定します。
それでも暗かったり手ぶれがある場合は最悪3200です。

5.まとめ

ISO感度はすごく便利ですが、可能な限り低く設定しましょう。
手ぶれしないギリギリまでシャッタースピードを下げて光を多く取り込んで足りない分をISOで補う感じです。
AUTOでもある程度、しっかり撮影できますが暗い場所であればある程、ISOは高くなりざらつきが鮮明になります。
ですので綺麗な写真を撮る際はISO感度はあまり高くしないようにしましょう。