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2024年最新版、検索上位表示のために最低限やっておきたい4つのこと

SEO(検索エンジン最適化)は、Webサイトを成長させるために不可欠な対策です。
しかし、競合他社に打ち勝てるようなサイトを育てるのは簡単ではありません。
とくに開設したばかりのサイトや中小企業のサイトは、世間一般に名の知れた大企業のサイトに埋もれてしまうのが現実です。

本記事では、Webサイトのコンテンツ制作に重点をおき「2024年最新版、検索上位表示のために最低限やっておきたい4つのこと」を紹介します。

いずれの章も専門用語を控えめにわかりやすく解説したので、ぜひすべての章に目を通して、あなたのサイトのアクセス数や成果率をアップさせるための方法を手に入れましょう!

ユーザーに有意義な質のいいコンテンツ作成をする

この章のキーワード
SEO(Search Engine Optimization)
  • 検索エンジン最適化
  • コンテンツの内容を検索エンジンが理解しやすいように整えて、サイトの上位表示を狙う施策
検索ボリューム
  • 検索エンジンで検索された回数
  • 検索ボリュームが大きいほどニーズがあるため、上位表示できれば多量のアクセスに繋がる

近年はSEO対策において「ユーザーに役立つコンテンツを作成する」という考え方が主流になってきています。
しかし「ユーザーに役立つ=ニーズの多い情報を届ける」と解釈し、検索ボリュームの大きなキーワードでコンテンツを大量作成するだけでは、真のSEO対策とは呼べません。

現在、Googleはコンテンツの質を重視してサイト評価を行っています。

Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。

引用:Google検索セントラル,有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成

Googleの定義する質の高いコンテンツとは、ユーザーの疑問や問題を解決し、ユーザーの目的をサポートするコンテンツです。
そして質の高いコンテンツを作成するためには「E-A-T」と呼ばれる以下の3点を意識する必要があります。

  • Expertise(専門性)
  • Authoritativeness(権威性)
  • Trustworthiness(信頼性)

自身の経験を交えて話を展開する、専門的な知識を提供する、保有する資格をアピールして権威性を高める、一次情報源を開示して信頼性を高めるなどの方法でE-A-Tにアプローチします。
「E-A-T」を意識して、あなたのコンテンツにしかない独自の価値提供をすることが「ユーザーに役立つコンテンツ」の作成に繋がるのです。

具体的には何をすればいい?

ユーザーに有意義な質のいいコンテンツ作成をするためには具体的にどのようなことを意識すればいいのかを解説します。

専門性(Expertise)
その情報に特化したコンテンツ作りを行う

例えば生命保険に関する情報が詰まった二つのサイトがあると仮定します。

  • 生命保険の情報サイト『生命保険ナビ』
  • 保険の総合情報サイト『保険ナビ』

生命保険の情報サイト『生命保険ナビ』には、生命保険に限定したコンテンツが多く含まれます。

保険の総合情報サイト『保険ナビ』にはさまざまな保険に関するコンテンツの中に生命保険に関するコンテンツが含まれていると仮定します。

ユーザーが『生命保険 おすすめ』と検索したときにどちらが優位になると思いますか?
答えは生命保険の情報サイト『生命ナビ』です。
これは単純に生命保険の情報サイト『生命保険ナビ』が生命保険に特化したサイトであることにあります。
さらにSEOでとても重視されるタイトルタグは以下のようになった場合を考えましょう。

サイト名 タイトルタグ
生命保険の情報サイト『生命保険ナビ』 おすすめの生命保険とは?|生命保険ナビ
保険の総合情報サイト『保険ナビ』 おすすめの生命保険とは?|保険ナビ

Googleの検索エンジンに生命保険の情報サイト『おすすめの生命保険とは?|生命保険ナビ』と『おすすめの生命保険とは?|保険ナビ』とタイトルに出た時にユーザーのクリック率が高いと想定できるのは専門性の高い『おすすめの生命保険とは?|生命保険ナビ』です。
また、生命保険の情報サイト『生命保険ナビ』はサイト全体のコンテンツやユーザーから連想されるサイト像も生命保険により合致したものと言えます。
これらのことを踏まえ、広いトピックを包括するサイトに特定の情報を含めるよりも、特定の情報に特化したものの方が当てたいキーワードに対しては強いと言えます。

独自の情報をコンテンツに織り交ぜる

自社サイト(自サイト)でアンケート、レポート、リサーチ、実例などを用意し、コンテンツに織り交ぜることで独自性の高い(専門性も高い)コンテンツを作ることができます。
例えば「医療保険 金額 目安」といったキーワードに対してのコンテンツを作成した場合は以下のようなものが当てはまります。

  • あなたの月々の医療保険料はいくら?100人にアンケートを取ってみました
  • 大手医療保険会社の料金と保証内容を徹底比較してみました
  • 収入や家族構成別、ファイナンシャルプランナーが医療保険の選び方を解説

このように独自の情報を入れることは検索エンジンに対して有効な方法です。

コンテンツの正確性を裏付けを提供する

コンテンツの正確性を裏付けるためにはどのような人が作成したコンテンツなのか、もしくはどのようなサイトのコンテンツなのかといった背景を提供する必要があります。
保険に関するコンテンツが、全く関係のないゲームに関するサイトに設置された場合、客観的に見ると関連性がありませんので専門性は低いと判断されると考えられます。自社サイト(自サイト)がジャンルと照らし合わせたときに関連性があるといいでしょう。
さらに、著者情報を掲載するのもコンテンツの正確性を裏付けるためにおすすめの方法と言えます。

内部リンクを活用する

この章のキーワード
内部リンク 同サイト内のコンテンツ同士を繋げるリンク
外部リンク 外部サイトのコンテンツに繋がるリンク
クローラー 検索順位を決めるための情報をサイトから収集するロボット

内部リンクを最適化すると、ユーザーが求めている情報にアクセスしやすくなったり、クローラーがサイト内を回遊しやすくなったりします。

ユーザーは、コンテンツを見ている最中に新たな疑問を浮かべます。
しかし、あなたのサイトにユーザーの新たな疑問を解消できるコンテンツがなかったり、コンテンツの場所が明示されていなかったりすると、ユーザーは疑問を解消できる他のサイトに離脱してしまいます。
そのためユーザーの新たな疑問を解消するために、関連したコンテンツ同士を適切に繋げてユーザーの離脱率を低下させる必要があるのです。

また、アンカーテキスト(リンク先の内容を明示する文章)を最適化する施策も重要です。
アンカーテキストに記事タイトルやキーワードを含めると、ユーザーやクローラーがリンク先の情報を判断しやすくなります。
リンク先に求めている情報があるとわかれば、ユーザーがリンクをクリックする確率も高まるでしょう。

つまりユーザーの利便性を最優先に考えて、関連性の高いページ同士を適切にリンクする施策は、SEO効果を高めるために欠かせないと言えます。

具体的には何をすればいい?

内部リンクを活用するには具体的に何をすればいいのかを解説します。

関連性の高いコンテンツ同士をリンクで繋げる

例えば「医療保険 金額 目安」というキーワードに特化したページがあるとします。
関連性の高いトピックとして、医療保険の知識についてのコンテンツに紐づけるといいでしょう。
具体的には以下のようなコンテンツを作成するといいでしょう。

  • 保険は誕生日より前の加入が安くなる?
  • 生命保険、死亡保険、医療保険などの違いを実際の保険商品から比較、解説
評価の高いコンテンツから関連性のあるコンテンツを作成する

評価の高いというのは検索エンジンで上位表示されているページやアクセス数の多いコンテンツのことです。
「おすすめの医療保険をファイナンシャルプランナーが紹介」というコンテンツがあり、検索エンジンからの評価が高い場合はこのコラムを中心に関連性のあるコンテンツを派生するように作成していくことで、このコンテンツに内部リンクを貼ることができます。
これにより、ユーザーがコンテンツをたどりやすくなり、サイト内循環がしやすいサイトになります。
また、Googleのクローラー(サイトを巡回してサイトを評価するロボット)は評価の高いコンテンツから他のコンテンツへと巡回しやすくなるため、リンク先のページも評価の対象となりやすくなります。

既存コンテンツをブラッシュアップする

SEO対策においては、既存コンテンツをブラッシュアップするのも大切です。

サイトの更新頻度を高める施策はSEOにおいて重要ですが、ただ闇雲にコンテンツの量を増やし続けても意味はありません。
大量のコンテンツがあっても、ユーザーに役立つ高品質なコンテンツがなければ、あなたのサイトはGoogleに評価されないのです。

しかし高品質な新規コンテンツの作成には大きな時間と労力を伴うため、まず始めに「既存コンテンツのリライト」に着手してみましょう。
たとえば、既存コンテンツと類似する新規コンテンツを作成した場合、コンテンツ同士でカニバリゼーション(同サイトのコンテンツが競合している状態)が発生し、Googleからの評価が分散する可能性があります。
そのため古い情報や統計データを最新のものに置き換えることで、ユーザーにとって有益な情報を提供できるだけでなく、カニバリゼーションの発生を防いで、Googleからの評価を高められるのです。

またターゲットに最適なキーワードになるよう見直したり、最新の情報を取り入れたりするなど、既存コンテンツをブラッシュアップさせ効率的にSEO効果を高めましょう。

ロングテールキーワードを軸にコンテンツ作成をする

この章のキーワード
ビッグキーワード おもに1語で構成されるキーワード
例:SEO
ミドルキーワード おもに2語で構成されるキーワード
例:SEO 対策
ロングテールキーワード
(スモールキーワード・ニッチキーワード)
おもに3語以上で構成されるキーワード
例:SEO 対策 費用

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた、検索ボリュームが少ないキーワードです。
ロングテールキーワードは、ユーザーの検索意図を把握しやすく、適切なコンテンツ作成ができるほか、購買意欲の高いユーザーが多いためコンバージョン率(購買や申し込みなどの成果率)が高くなる傾向にあります。
とくに開設したばかりのサイトは、競合他社に打ち勝てるようなサイトに育てるまで時間を要するため、ロングテールキーワードでの上位表示を目標にコンテンツ作成を実施すると良いでしょう。

しかしロングテールキーワードは、競合が少なく上位表示されやすい傾向がある一方で、「検索ボリュームが少ない=ニーズが少ない」ため、あまりにニッチなキーワードを選定すると成果に繋がりにくくなるデメリットがあります。

ロングテールキーワードを選定するには?

ロングテールキーワードを選定するにはGoogleサジェスト、Google広告のキーワードプランナーを使用するといいでしょう。

Googleサジェスト

Googleでキーワードを入れると検索候補となるキーワードを提案として出てくる予測機能(別名:オートコンプリート)です。
そのほかにも検索画面の下部に表示される「他の人はこちらも検索」というセクションにあるキーワード群もGoogleサジェストです。

他の方はこちらも検索

キーワードプランナー

Google広告が提供するキーワードプランナーはキーワードを入れると月間の検索ボリュームを確認することができます。
また、エリアでも絞り込むことができるため、そのキーワードの需要がわかります。

グーグルキーワードプランナー画面

Googleトレンド

メインとするキーワードが多くの人が検索していたり話題になっている場合はGoogleトレンドもおすすめです。
Googleトレンドにも関連するキーワードを抽出する機能があります。

Googleトレンド

まとめ

本記事では、『2024年最新版、検索上位表示のために最低限やっておきたい4つのこと』を紹介しました。
これまでの内容をまとめると以下のとおりです。

  • 「E-A-T」を意識してユーザーに役立つコンテンツを作成する
  • 適切な内部リンクを配置してユーザーの離脱率を低下させる
  • 既存コンテンツをブラッシュアップして評価の分散を防ぐ
  • ロングテールキーワードで検索意図に応えるコンテンツ作成をする

サイト運営において、SEO対策は欠かすことのできない重要な施策です。
しかし、1度きりのSEO対策で飛躍的に検索順位が向上するとは考えず、継続してサイトを分析しながら適切な対策を講じましょう。
まずはあなたのサイトを見直して、本記事で紹介した4つの対策の中ですぐに着手できそうなものから実施してみてください!

テラ合同会社(東京都)

テラは2014年に東京都でスタートアップしたホームページ制作会社です。ホームページ制作以外にも広告運用、マーケティング、ブランディング、印刷物など幅広い領域をサポートしています。
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