Googleアナリティクス、一覧のURLに常時ページタイトルを付ける方法。
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Googleアナリティクスの画面で表示されるページの詳細はデフォルトのままだと、URLで表示されます。<br>ページ数が少ない場合はこれでも把握できるかもしれませんが、このままだと直感的な解析ができません。<br>その際は「ビュー」で「フィルタリング」すると「URL + ページタイトル」で表示可能になります。
常時「URL + ページタイトルで表示する」
- 「管理」の画面から「フィルタ」をクリック
- フィルタの種類「カスタム」
- 「詳細」をクリック
- 「フィールドA」の対象に「リクエストURI」右の入力欄に「(.*)」
- 「フィールドB」の対象に「ページタイトル」右の入力欄に「(.*)」
- 出力先の対象に「リクエストURI」右の欄に「$A1$B1」
- 保存するとビューに対して適用されます。
上記は「フィルタリング」をして「リクエストURL」を「リクエストURL ページタイトル」に書き直しを行なっています。
「(.*)」や「$A1$B1」は「正規表現」というもので、複数の異なる文字列を、パターン化して書き換えを行うものです。
かなり長くなるので下記で簡潔に今回使用した正規表現について解説します。
今回使用した正規表現の解説
()「カッコ」 | カッコ内の正規表現(「.」や「*」)で抽出された(条件にあった)文字列を一時保存(変数に入れる)します。 |
---|---|
.「ドット」 | 改行以外の全てを含む一致した1文字 要は数字やアルファベット、記号など全ての文字が対象になります。 |
*「アスタリスク」 | 1文字の繰り返し(0回以上)を表現します。 少し難しいので今回は「文字列」と考えましょう。 そうすると.*は全ての文字列の抽出(今回で言うところのURLやタイトル) |
$ | 行末に一致した文字です。 例えばリクエストURIで(.*)を入力した際にはURLが一時保存(例えば/example/)されています。 $A1ではフィールドAに一時保存されている、文字列「/example/」に一致した文字、要は「/example/」そのものを取り出しています。 |
注意点
作成したフィルタは過去のアクセスデータには適用されません。
そのため、「URL」のみと「URL + ページタイトル」の表記が混在した状態になりますので、「フィルタリング」を行う際は「新しくビューを作成」してそのビューに対して「フィルタリング」を行いましょう。